羊水検査の種類について
私は、妊娠16週のときにFMC東京クリニックで羊水検査(マイクロアレイ染色体検査)を受けました。受けた理由等の経緯は以下記事でまとめてあります。
SNPマイクロアレイ染色体検査はG分染法(G-band、羊水検査というと通常はこの方式がスタンダード)のオプションとして付けられる検査です。
更にG分染法はFISHという速報の検査も付けることができ、私はFISH、マイクロアレイと両方つけたので、合計で3回検査の結果を受け取りました。
FISH→G-band→マイクロアレイと、解析のレベルが細かくなっていきます。
羊水検査当日
FMC東京クリニックの場合は日帰りで受けられ、検査したあとも特に安静にする等はありませんでした。受診前・受診後の行動制限の指示はありませんでした。私はその日は帰ってそのままテレワークしましたが、特に問題ありませんでした。
妊婦健診の初回で受けた諸々の血液検査の結果を、羊水検査の前に提出する必要があるので、捨てないように注意してください。
いざ羊水検査
羊水検査自体は、内診は無く、お腹だけ出して注射器のような太めの針を刺して羊水を採取されます。
刺すときにブツっとした感じで痛みがありますが、死ぬほど痛いというほどではありません。
針を刺すときにエコーで赤ちゃんの位置を確認するのですが、私の場合は赤ちゃんが中々良いポジションに動かなかったので、赤ちゃんが動くまでの間、妊婦健診の時よりもじっくり赤ちゃんの様子を見ることができました。
(私が通っていた東京衛生病院もそうだったのですが、コロナ禍で妊婦健診に夫同伴不可のケースが多くなってきているので、夫(パートナー)と一緒にエコーを見られる貴重な機会です)
(また、余談ですが私は一人で受けにいって《少しですが》痛い思いをして帰ってきて、「二人の子供なのに体の負担は私だけかい・・」ってモヤモヤしたので、そういう気持ちになりそうな人はパートナーと一緒に受けにいって行き帰りのサポートをしてもらうといいかもしれません)
ちなみに、赤ちゃんに注射器の針がチクッと刺さるくらいは問題ないそうです。すぐに治るそうなので。
確かに、産後に爪切ったときに指の先を挟んでしまって血が出てしまったのですが、1日で跡形もなく治って赤ちゃんの再生力すげぇ!!と思いました。
黄色っぽい液体が何本も採取されて、「羊水ってこんな色なんだ~」と思いました。
採血について
マイクロアレイ解析を受ける場合は解析時に胎児の両親の血液が必要になるので、羊水検査後に採血があります。
FMC東京クリニックは土日は休診なので、いずれにせよ有休を取ることになるのでこの日に夫婦一緒に行ければエコーも見れるし色々とベターなのかなと思います。
なお、私の時は夫は都合が悪く同行しなかったので、夫は別日で予約を取り採血のみしに行きました。そういった対応も可能です。
各検査方式の結果連絡について
FISH法
羊水検査を受けた5日後(土日挟んだので営業日ベースだと3営業日後)に、電話で問題なかった旨連絡がきました。一先ず、これで少なくとも染色体レベルの異常がほぼ否定されたので、安心しました。
「赤ちゃんの性別について聞きたいですか?」と聞かれ、私は夫と一緒に知りたかったので「郵送で送られる結果を一緒に見ます」と答えました。
「結果を聞いてお気持ちはいかがですか?」と聞かれ、「ひとまず安心しました」と答えました。
この質問、Gバンド、マイクロアレイの都度聞かれたので、こちらのメンタルを慮ってくれて丁寧だな~と感じました。
その後、郵送で以下の結果が送られてきました。
白抜きで加工した箇所に性別についての記載がありました。
以後、G分染法、マイクロアレイ共に電話&郵送のセットで結果報告が来ます。
(希望する場合は直接病院に出向いて説明を受けながら結果を受け取ることも可能なようです)
G分染法(Gband)
Fish検査の結果連絡後、1週間後にG分染法の結果も来ました。
こちらも問題なしでした。
SNPマイクロアレイ解析
G分染法の結果連絡後、さらに1週間後にマイクロアレイの結果も来ました。
こちらも問題なしでした。
金額について
羊水検査、上記全部込み込みでFMC東京クリニックに支払った金額は約35万円でした(クレジットカード支払い可)。
マイクロアレイのオプションを付けたのが大きいと思います。決して安いとは言えない金額ですが、私の場合は安心できたので受けてとても良かったです。
遺伝カウンセリングでのカウンセラーさん曰く、「これまでマイクロアレイまで見ておいて良かったね!となったケースは数件程度」という話でした。
特に押し売りされることもないので、気になる人は一度遺伝カウンセリング(1万円)で説明だけでも聞きに行くと良いと思います。
異常があったときにどうするか?
何か異常があったときにどうする(中絶するのか、産むのか)?という方針は検査を受ける前に事前にパートナーと話し合って決めておいたほうがいいと思います。結果が出てから初めて考えるというのだと、動揺してしっかり考えられないのかなと。。また、もし中絶するという選択をする場合に、時間が経てば経つほど体への負担が大きくなるかと思うので。
幸いにして私達のケースでは異常はありませんでしたが、万が一の結果が出たときにFMC東京クリニックではアフターフォローもしっかりやってくれそうな雰囲気がしました(遺伝カウンセリングを受けての感想です)。
妊娠中期超音波検査(いわゆる胎児ドック)についてはまた別の記事で書きたいと思います。
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