読み聞かせテクニックはこれ1冊でOK!「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」(加藤映子)

日米での絵本読み聞かせに対する考え方の違いについての本です。
・日本は昔話等を通じて倫理観を教えようとする目的が多いのに対して、米国では絵本を言語・語彙の習得のツールと位置づけている。
・日本では父母が読んで子供が聞くという受動的読み聞かせが多いのに対して、米国では絵本を通じて子供に質問を投げかけたり等の「やりとり」を重視し(ダイアロジック・リーディング)、思考力や伝える力を養っている

この考え方はしっくりきたので、この方針に沿って絵本セレクトと読み聞かせをしようという気持ちになりました。絵本を読んでると自然と子供が話してくるのでそれに乗って話を広げたり等を意識してやっています。自然体の延長でできるので負担なくやれます。
私にとっては読み聞かせの本は、正直これ一冊で十分でした。他の読み聞かせテクニックの本は、朗読っぽくしたりなど親側が自然にやれなかったり、ルールが思い出せなくて「えーとどうするんだっけ、、」となるなものが多い気がして面倒で。。(よりハイレベル追求するならそっち方面行ってもいいのかもしれませんが、私は子どもと対話ができれば必要十分なのかなと感じました)。色々ルールが多いと読み聞かせの心理的ハードルが上がるのも本末転倒かなぁと。方法論はこれ一冊で押さえといて、あとはブックガイド等で絵本選びしてどんどん読んでいくのがいいかなぁと思いました。

この本を読んでから、絵本を選ぶときに「これは対話しやすそうか?」という軸ができたので、絵本選びがしやすくなりました。
絵本選びの考え方については、こちらの本も参考になったのでお勧めです↓
(昔話も教養として読ませるべき等、参考になりました)

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