生後1ヶ月(1)色んな育児法を試してみた時期

まだ寝てくれない

新生児期に比べると変わったのはだんだん太ってきた事くらいで、育児がハードモードなのは相変わらずだった。まだまだ寝てくれなくて辛い。
寝付きも悪く、縦抱っこで上下運動しないと寝てくれない。寝たと思って布団に横にしても目覚める。
寝かしつけは夫が主にやってくれていたが、とても疲れている様子だった。

夜はまだいいのだが、日中に昼寝をあまりしてくれないのが辛かった。
今思えば我が子は音に敏感な子なので、ガチャガチャ音がするリビングで昼寝するのは難しかったのだろう。
(今はリビングをウォールパーテーションで区切った、真っ暗な部屋で寝ている)

夜も3回くらいは起きていた。
最初5時間くらいは寝てくれるのだが、その後は1〜2時間おきに目覚める。こちらの意識も朦朧としていて対応が雑になり、赤ちゃんはますます眠れない悪循環だった。

まんまる育児の失敗

この本を読んで「まんまる育児」というものにトライしてみた。「まんまる育児」の概要としては、胎児は子宮の中で丸まった姿勢だったので、赤ちゃんは背中を丸めてやると落ち着くというものだ。

本の中で紹介されていた「イジコ」に似たようなものを自分でも作ってみた。
(イジコとは、桶にボロ切れを詰めたベッドのようなもの。中がフラットではないので背中が丸くなる。昔の日本では農作業をする時に赤ちゃんをこれに入れて寝かせており、とても大人しく眠ると書かれていた)

まんまるにされる赤ちゃん

沐浴用のタライに座布団とトッポンチーノを詰めて、それっぽくして寝かせてみた。
確かに多少は寝てくれるような気もしたが、劇的という訳でもない気がする。
それに加えて、夫から「なんだかタライの中が熱が籠もってる気がする。危なくないかな?」との指摘があった。

赤ちゃんは胎児ではありません〜まんまる育児やおひなまきをすすめない理由〜
まんまる育児やおひなまきを私はおすすめしません。考えられる危険性を解説しています。

ググったら↑のような記事が見つかり、「やめたほうがいいかも」と感じ、止めることに決めた。

育児界隈にはびこる非科学的なコンテンツ

出産・育児界隈は、こういった非科学的な本やコンテンツがまかり通っていることが怖いなと感じた。
この本だけに限らず、YouTubeを見ていて、その場では「なるほど〜」と鵜呑みにしてしまったが、後から振り返ると「あれは、おかしかったな」と感じる内容の動画がいくつかあった。しかも再生数が上位のものだったので、信じた人も多くいると思う。

私のように育児に悩んだ親が藁にもすがる思いで色々なことを試すので、中身の善し悪しはさておき、育児コンテンツの需要は常にあるのだろう。
「育児」というのは正解が分かりづらいものでもあるので、何か事故が起きるまでは民間療法的な物が野放しにされているのだと思う。そしてその中には危険なものもある。
少し昔の話だが、「ズンズン体操」なる危険な体操で命を落としたというニュースもあった。

信頼できる情報を選別する

最初から科学的根拠に基づく本のみに絞って情報収集する。あるいは、そうでない情報は自分でエビデンスがあるか調べたり、複数の情報を突合するなど、内容を吟味してから採用したほうが良いと思った。基本的なことだが、育児については特にこれらが重要だ。

個人的には発育に関することは、やはり医師が書いた書籍を信頼している。彼らは研究者なので、エビデンスを重視した内容である可能性が高いからだ。
私が読んだ中で良かった本は以下の通り。

ねんトレの本。月齢別の生活リズムのタイムスケジュールがとても参考になる。睡眠について分からないことがあると辞典を引くように読んでいる。

病気や発育のことについて、気になることは一通り書いてある。この本は1冊家にあるといいと思う。
母乳の与え方について、人によって言ってる事が違うので混乱していたが、片乳が空になるまであげるのが良いとのファイナルアンサーを本書で得られた。
母乳が乳房に溜まっていると母乳生産を抑制するタンパク質が増えるのと、DHAなどの脳の形成に必要な成分が多く含まれる後乳を与えられるそうだ。

授乳にフォーカスした本。授乳のポジショニングや、授乳クッションの選び方、お酒を飲んでから何時間くらい経ってから授乳可能かなど、母乳育児生活で気になることが書いてある。

母乳が必ずしもミルクより優れている訳ではない事は目からウロコだった。

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